これは小説です。
事実に近いものがあったとしても、この内容は仮想です。
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最近イノシシが増えてきた。
市街地とはいえ、私が引っ越してきたころは、ほとんどが山だった。
ところが、ここ10年で、七割方住宅地へと変わってしまった。
だから、住処をおわれた元住人が大挙してやってきてもおかしくはない。
でも、せっかく植えたサツマイモを食われてしまうのも、いささか残念だ。
これは、侵入者である我々人間の、エゴ以外の何物でもないが。
で、電気柵とかいうのを買うことにした。
近所の電気屋に聞いたら、工事費込みで6万円と言われた。
高い!
で、ネットを検索してみる。
なんと、同じくらいの広さをカバーできる電気柵が、キュッキュッパ。
つまり、9980円。
滅茶苦茶安い。
簡単に設置もできそうだ。
で、2日後に商品が届いた。
細かい説明文が書いてあったが、老眼だから読めない。
昨日の事だった。
息子が来て、えらく怒っている。
説明書を読んだのかと。
なんでも、説明書には、こんなことが書いてあったそうな。
カタカナが多いし、言ってることが難しくてよくわからない。