なんと申すか。
おぬしお嬢様とはいえ、拙者を愚弄するとただではおかぬ。
きっと、手籠めにしてしんぜようぞ。
お爺さん。
勘違いしないで下さい。
これは弊社の決まりでございまして、けして私がダメと言っているわけではないのです。
むむむむーっ。
なんと、そんな決まりを作っておるのか。
そんなら、ここで泣いちゃうからな。
えーーーん。円。円。
しかしなぜだめなのだ。
メリケンのお札は、おゼゼに替えてくれた。
が、なんとドンガバチョ帝国のドンパッパは両替をしてくれない。
いいか。
驚くな。
1億6000万ドンパッパくらい持っているのだ。
これだけあれば、駅そばにお稲荷様を付けた超豪華な食事が10回はいただける。
それなのに、何と薄情な。
ダメーっと言われてしもうた。
可愛らしいお嬢様に見えたが、なかなかのワルである。
明日は、金歯でも外してみよう。
半分田舎とはいえ、先立つものが無くなると実にあはれ。
そんな自分を、笑って観ている。