【言葉の意味】よく聞くけど、意味が???+蛇足(活動中の火山) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★中国

大きく2つの意味がある。

ひとつは、アジア東部地域の一部分を指す、地理的なものである。

例えば、中国4000年とか5000年の歴史とかいう場合には、支配していた民族や国は全く関係ない。

そこにある土地に住んでいた、という程度の意味である。


もうひとつは、中華人民共和国の略称である。

ただし、これは以下のような間違いを誘導している。

 ①日本が戦った中華民国と混同

   (日本は、中華民国とは戦かったが、中華人民共和国とは戦争をしてない)

 ②1で述べた、地方を意味する中国と国名を混同

   (これは政治的な理由があって、わざと誤解を招くように教育されている、つまり中華人民共和国の国としての歴史が長いように錯覚させるためであろう)









★アングロ・サクソン人

 直訳すれば、イギリスに住むドイツ人の仲間(ザクセン人)という意味。

つまり、島に渡ったゲルマン人(アルマン)という意味だ。


 この言葉は、欧米で使われることはあまりないと思われるが、日本ではなぜか欧米人、特に西欧人や米国人に使われることが多い。

  非常に奇妙な例では、フランス人やイタリア人に対してもアングロ・サクソンなどという、意味不明の言葉を用いている場合もある。

どうしてそうなるかは、私の頭では理解不能。












★ユダヤ

日本での使い方は、私自身まだよく理解していない。

どうも、ユダヤ教徒であるユダヤ人という意味ではなく使っている場合が多いと感じる。

しかしながら、アブラハムの子孫という意味での、ユダヤ民族という意味でもないと感じる。


アインシュタインやマルクスをユダヤとしたり、金融界を牛耳る等という用法から考えて、ユダヤ教を信じる人の中でも主にアシュケナージやイデッシュを呼ぶ場合が多い気がする。

一方で、キブツなどに関して論じる場合には、アシュケナージではない民族的なものを感じる。

それでいてイスラエル人とか言われると。これは民族に関係なく、国家的なものを感じてしまう。


よく聞く、ネトウヨという言葉同様、意味の理解が難しい言葉であろう。














★卑弥呼

義務教育では、邪馬台国の女王名と覚えなければならないものだ。

しかしながら、99%以上の確率で、卑弥呼は女王名ではない。

卑弥呼とは、日本語で姫巫女などを意味する普通名詞を、魏の使者が漢字に置き換えただけであろう。


なお、この時代に半島には、まだ国が無かった。

半島南部に、日本の飛び地があったが、半島南部はまだ豪族連合体さえできていない状況だったことが、三国志・魏志・東夷伝に詳しい。










★アジア

本来は東の国とか、僻地という意味だ。

だから、ギリシャ時代にはエジプト・トルコあたりがアジアの代表だった。

未開の土地が徐々に東にすれていくにつれ、アジアの範囲も広がっていく。


最初にアジアと呼んでいたあたりは、比較的近い東の土地だから、近東(近いアジア)となり、日本などは東のはずれの外れだから、極東となったわけだ。

ちなみに、言葉的には極東アジアという表現はおかしい。

なぜなら、アジア自体に東の外れという意味になるから、極東アジアという言い方は、真っ赤な顔で赤面し、馬から落ちて落馬した、という表現と同じだからだ。


ちなみに、アジアとオーストは同じ意味で、オーストリアとかオーストラリアとかは東の国程度の意味だ。

だから、語源を考えると、東オーストラリア地方という呼び方もおかしい。




さらに、このアジアという呼び方は、日本の野党の一部の先生の間では特殊な意味がある。

地理知識が小学低学年レベル以下の先生方にとっては、アジア約50カ国のうち特定の3ヶ国を意味する場合が極めて多い。

また、その場合には、日本はアジアに含まれない。



このような奇妙な地理感覚は、金星人から教えてもらったと推測する。








★アメリカ

多くの場合は、アメリカ合衆国を意味し、南北アメリカ大陸を意味する場合は少ない。

また、スペイン領、フランス領アメリカ時代を飛び越えて、ネイティブの土地から英国領、アメリカ独立という歴史を持つ国と考えていると感じる記述をよく目にする。

また、ロシア領アラスカは無視する。


さらに、共和党も民主党も同じくアメリカ政府と表現する。


このような考えだと、おそらくブラジルはアメリカではない。


中国やユダヤという言葉ほどではないが、非常に難解な言葉である。










★縄文人・弥生人


考古学者がつけた、古代ファンタジーに登場する人種。

ファンタジーでありながら、2015年現在でさえ、まだ義務教育で教えられるものと思われる。

かつての考古学は(おそらく今でも)、遺伝子レベルの情報を無視して、ファンタジー世界に酔っている面がある。

黒人、黄色人、白人とかいった、遺伝子ではなく外見からの分類がなくなるまでには、相当時間がかかるだろう。

とにかく、歴史学者の多くは非常に頑固であり、自説を曲げない傾向が強いと感じるからだ。

同時に、東アジアにあった国を中国と呼んでみたり、短い期間しかなかった百済を必要以上に重視する傾向がある。

このため、水稲が朝鮮半島から渡って来た文化であるような、科学的に99.99%あり得ない説をまことしやかに教えたり、本にしたりしている。

こうしたファンタジー世代がいなくなってから、初めて科学的な日本の歴史教育ができるようになるだろう。


お隣の檀君神話ファンタジーやチュモンファンタジー、鳴梁おとぎ話を、実は日本も笑えないのだ。





















蛇足


言葉には全く関係ありませんが、今日現在噴火中の火山。

ただし、環太平洋にある火山のみ。


赤は活発に噴火中。

黄色は、最近噴火有。


環太平洋の火山は、すこし活発になってきたのかな?

太陽周期から考えると、そろそろ活発化してきてもおかしくはない。

同時に、緩やかな地球低温化傾向が観られてきてもおかしくはない。


ずっと3月は夏並に高温だったロサンゼルス近くで雪が降ったのも、山中とはいえ、ちょっと驚き。





中南米、並びにインドネシア~フィジーはほぼ通常通りの活発さ。

わずかに、活発化しているようにも思える。