★ I 国ムーンバイバイにて
「ねえねえ、知ってる。今度来たヤバン人。昨日ね、会社の溝に落ちた葉っぱを掃除していたのよ」
「えーーーーーーっ!それ、本当?嘘でしょ」
「嘘も何も、ガードマンも見てたわ。ガードマンでさえ、目を点にしていたわ」
「そうなんだ。もう今度から挨拶なんかしないわ。あっ、どうしよう。あたし昨日握手しちゃった。石鹸でごしごし手を洗わないと」
★T国グルングルンデブにて
「今日の仕事は終わったわ。いつもより少し疲れたわ。でも、今日は3棟しか買えなかったから、ちょっと残念」
★T 国 チェーンマイペンライにて
誕生日のプレゼントです。
そう言って渡された箱には、黄色く光る石があった。
550カラット、推定時価2500億円である。
★S国チンガポールマンにて
「お客さん。どうです。遊びに来てみませんか。・・・・・・いや、ご心配には及びません。席料はたったの2万Sドル。箱テンでも100万ドル天井ですから安心です」
★C国 マッカナカオの裏通りにて
「大丈夫かいあんた。明日のめしは」
「まあ、なんとか生活してみるよ」
私は、邦貨換算で2000円近くも負けてしまった。
指1本よりは、こっちを選ぶ。
★U 国ドッペりにて
「何を騒いでいる。女の悲鳴が聞こえたようだが」
「これはお巡りさん。お仕事ご苦労様です。いや、なんでもありません。女を1人隣村から連れてきただけです。たいしたことじゃありません。それに、そのうち若いもんと結婚させますんで」
「そうか。じゃあいいか。あんまり一度にたくさん人さらいするのは控えろよ」
★M国 キャリンオカにて
今日はデモした学生30人だってよ。
昨日は、20人麻薬漬けにした。
で、今日は鉛の弾だ。
市長もなかなかのワルだね。
★C国 シャンペンハイにて
あーあ、2人目の子どもを産んだのがバレちまったよ。
これで、あの人の人生も終わりだな。
これは小説です。
類似した事実があっても、それらとは関係がありません。