【雑感】ブログなどインターネット情報の捉え方 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

何度か記事にしているように、特定マスコミというのは事実ではなく、事実にしたいことや読者にイメージを作ったり、それで世論を形成しているかのような場合を感じる。

しかしながら、こうしたことはマスコミに限らない。
このサイトのようなブログも同様だ。


よく目にするのが、意味もなく原発や天災の恐怖を呼び起こすものだろう。


例えば、あるところでヨウ素同位体が検出されたという話で考えてみよう。

この場合、最低でも以下のようなことは考えるべきだろう。


1;検出した機関はどこなのか。また、それは信用に足る機関なのか。


2;検出した量はどの程度なのか(単位は明示されているかなど)。、


3;検出した量は、人体などにどの程度の影響があるものなのか。


などだ。


例えば、ある場所からヨウ素131が検出されたからと言って、それは再臨界を意味するわけではないだろう。

ある状況においては、原発に関係なく検出される場合があるだろう。

例えば医療機関などから排出される薬剤や、それを使った患者などの排出物からも検出されるに違いない。



だから、ある事象があったら、特定事項に決めつけてしまうのはあまりに単純な考えだ。


また、その検出にしても、他で検出されないのは検出限界以下だからであり、無いということではない。

逆の見方をすれば、ある場所でのみ検出された場合には、それは測定箇所で検出限界をわずかに超えていたか、測定機器の精度が違ったりした場合や誤差範囲の可能性もある。

こうしたことを考えなくてはいけない。



それを、あれが出たから再臨界だなどというのは、いかに科学的な考えができないかを物語っていると考えている。



が、ブログなどでは、そうした浅はかな記事を見ることがある。