【ネパール地震】マスコミで報道しないこと | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ネパール地震は、ある程度は予期されていたとはいえ、悲惨な状況だ。

このネパールに関しては、日々犠牲者の数が増えているが、日本のマスコミではほとんど報道されていないことがある。

これは知っている方も多いと思うが、ネパールはゴタゴタが続き、つい最近王制が廃止になった所だ。
その後、毛沢東主義者を中心に西部の半分くらいは、つまり国土の3割近くが独立国のような自治を行っている。

このため、政府もこのあたりにはなかなか手が出せないし、情報も入ってこないだろう。

ネパール政府が発表している犠牲者や被害というのは、こうした西部を除いた数なのではあるまいか。


実際、今回の本震の震源地はカトマンズの西北西80キロメートルくらいの所であり、被害は西部方面のが甚大だと思われる。

しかし、マスコミで流れるのはカトマンズやその東方地域だ。





一昨年前、フィリピンを襲った台風の際には、ミンダナオ中心に活動している反政府軍と政府との間に休戦協定みたいものができた。

が、今回は、そうした話は聞いていない。


結局こうして国が不安定になって一番悲惨なのは、庶民だろう。