2、3日後から数日間は、黒点がほとんど見えない状態が続きそうだ。
これは、今日明日、いや今年来年と言う単位ではなんていうことはない。
問題は、この傾向がどのくらいの期間続くのかということだ。
今回のサイクルの黒点変化グラフは、非常に興味深い形をしている。
あまり詳しいことを書いても仕方ないが、
1;ピークが低い
2;ピークがはっきりと2つある
と言うことだ。
これが何を意味するかは、データが少なすぎて分からない。
とにかくこうしたグラフで比較できるのは、現在の人類には20例くらいしか無いからだ。
かつ、これと似たパターンは1つか2つしかない。
また、大きな流れを見るには、あまりに期間が短すぎる。
ただし、万が一この低ピーク状態が回復しないで次回サイクルピーク(約10年後)も低くなっていたとすると、ほぼ間違いなく地球表面は低温化する。
日本のマスコミでは、地球表面のごくごく一部の薄皮温度が上がることを地球温暖化と呼んでいるので、そうしたマスコミ専用言葉でいえば、地球寒冷化が始まるだろう。
ばい煙や火山活動は地球寒冷化に拍車をかけるだろうから、現在行っている二酸化炭素を減らそうという動きが地球温暖化にどう関係するかは知らないが、工場ばい煙などの減少もされるだろうから、寒冷化スピードを少しだけ抑えられるだろう。
なお、巨大フレアーの直撃を受けたなら、温暖化対策も寒冷化対策もまったく関係が無くなる。
1日で、人類の歴史が変わるからだ。
現在の人類には、これを防御できる策は、まだないだろう。
おそらくアメリカ合衆国あたりは、ロッキーの山奥に大きな穴蔵を作って最低限の機械やシステムは防御しているに違いない。
人類の生活は、こうした特殊な場所を除けば、ほとんどの地域では即日t江戸時代に戻ってしまうだろうからだ。
さらに、その危険性を知る人もあまりいないように思える。
これは杞憂の故事と似た内容だから、まさに杞憂であるかもしれない。
しかしながら、明治初期に一度は地球がこれに襲われていることも確かだ。
当時はコンピュータ世界ではなかったから、フレアーが来ようが磁気嵐が起ころうが、誘導電流が発生しようが、たいしたことはなかった。
せいぜい、電話の調子がおかしくなったくらいだ。
が、現代は違う。
コンピュータや電気なしでは1日さえ、いやいや1時間、1分、1秒の生活さえ考えられない世の中になっている。
数年前にカナダで大停電が起きたが、この原因はフレアーである。
フレアーがかすっただけで、極地では停電や列車事故が発生する。
マスコミでは、こうした話はしているのやら。
また、太陽黒点の異常なパターンとその予測も。
もっとも、このあたりを説明すると、結果的に地球温暖化小説コングロマリットの意向や威光に反することになるから、日本のマスコミのようなところでは報道できないのかもしれない。
マスコミは、自分の首を絞めることはしないでしょうから。
