【小説】そんなことがあったとさ | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★南京豆30万粒暴食事件


風呂島に嘆裂で起こした、米の米粒合わせて30万粒の紛失事件。

これの犯人は明確だ。

その批判をかわすためにも、どうしても別の方向に話を向けさせる必要があった。

実は隣の奴が出ていった後に、私は南京豆を食べつくしてしまっていた。


これを隣の野郎が泥棒したことにしよう。


ということで、いろんな方面の都合が一致して、隣の野郎が南京豆30万粒盗んだことになりましたとさ。






★十群射按

あっちこっちで盗みをしていたのがばれてきた。

いや、親分への土産に使ったのであり、私は盗んだだけだから罪はないのだ!!!!!

盗んだものは親分に渡した。

親分のおすそ分けで食べたのは罪ではない。

しかし、世間では人権がどうのとうるさくなってきた。


泥棒も含めて、文句を言わないお人好しでバカな隣の人間のせいにしよう。

なんと私は、頭がいいのだろうか!!!!!





★解繩

人を縄で縛ってはいけません。

ということで、縄を解いてもらい自由にしてもらおう。


そしたら、遠慮なくあいつがスリをしたのだとの口実ができる。

そんでもって、罰としてあやつの家を差押えするべ。

気のいいお隣の連中には、縄を解くのが人権者だと宣伝しよう。

ついでに、先角への乗り込みアルバイトも、また募集するべ。