あるブロガーさんのところで、右とか左とかいうコメントがあった。
これは昔から言っているように、私には理解できない分野である。
そこで、広辞苑を引いてみた。
右;南を向いた時、西にある方。
えっ!
南や西を知らなかったら、どっちだか分からないじゃないか。
ということで、今度は南を引いてみる。
南;日の出る方向に向かって右の方向。
アイヤー!いっそうわからない。
これを理解するには、右という言葉を理解していないと無理だ。
こうした、説明はループまたは循環説明と言い、最も避けるべき説明ではなかろうか。
もちろん、右の説明に対して箸を持つ方などというデタラメ説明よりはいいが。
そこで、私なりに右の定義を考えた。
その1;地球を太陽の手前に見、地球の回転軸延長上にこぐま座α星を上に見た場合に、地球が移動する方向を右とする。
えっ?
よけい分からなくなりましたか。
それなら、これではどうですか。
その2;ある粒子について、スピンの方向が運動の方向と同じである場合に、このヘリシティを右とする。
なに?
さっぱりわからなくなった?
うーーーーん。
それじゃあ、これ以上簡単にならないくらい噛み砕こう。
その3;自然界に存在するグリセルアルデヒドの偏光性を右とする。
どうじゃい。完璧な説明じゃろうって。
はっ?
もういいから帰れとな。
はて、なんぞ悪いことでも言いましたかいなあ。
ということで、広辞苑に対抗して、もっと平易な言葉で右を定義してみた。
★最終案A
日本の冬に太陽が昇ってくる方を向いた時、その太陽が動いていく方向を右(右上)とする。
★最終案B
若い女性のヌードを目の前で見た場合に、18歳の大半の男性の臍より上で激しく動き始める器官(心臓)とは反対側の方向を右と言う。
臍より下で激しく動き始めるものの場合は、右ではなく中央であり混同してはならない。
ただし、ごくわずかにこの器官が逆についている場合があるので、右を確定するには5人以上で検証することが望ましい。
こんなもんでどうでっしゃろか。
これなら、南や西と言うものを知らなくても、たぶんわかると思います。
★蛇足
左側を歩いている人にとっては、中央分離帯は右である。
逆もまた然り。