【禁じられた遊び】天宇受賣(アマノウズメ) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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アマノウズメというと、日本最初のストリッパーの記述としてよく知られている。


太陽神である天照大御神が、弟須佐之男の非道に怒って岩屋に隠れてしまった。

太陽神が隠れてしまったから、世界は暗闇になった。

困った神々が考えたのが、アマノウズメに踊らせて笑い転げ、何かといぶかしがって岩戸を開けるであろ天照を引きずり出そうという話である。


一部ではこれを皆既日食の記憶だとしている。

また一部には、これは3世紀に北九州で皆既日食が見えたからこの天照こそが卑弥呼だとか、いや皆既日食が起こったのは近畿だとかいう話がある。


が、国立天文台では、そこまで皆既日食の詳細は推定できないとしている。


なお、古事記にはアマノウズメは多くの神々の要請で樽の上でストリップショーをしたとの記述があるが、日本書紀には記述がない。


アマノウズメは、猿田彦の嫁になったという伝説の存在し、これは伊勢の猿女に通じる。

偶然だが、ダンサーとしての猿女は、聖書にあるダンサーのサルメとほとんど同音である。


アマノウズメは、神楽におけるオカメの原型でもあるといわれるが、この神楽におけるオカメとひょっとこの動作は、目で見る性教育にもなっている。