【現代中国の歴史】その5;毛沢東復権の裏側 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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クーデターにおいて、反政府軍がまず抑えるのはメディアだ。

比較的最近までならば、テレビ局だろう。


しかしながら、逆の方法で民衆を動かし、時の政府を転覆させる方法もある。

それはメディアをフルに活用し、政権に対する不満を高め、自分の政策の方が優れているとする風潮を作り出すことだ。


これは、つい最近も日本で成功している。

ただし、あまりにもピーナッツ政権であったがために。すぐに化けの皮がはがれてしまったが。


このメディア支配、芸能界支配で民衆の中にある風潮を作り出し、自分の幻想を成功させた人物は毛沢東かもしれない。


毛沢東はまず、印刷会社を味方につけた。



自分の語録を印刷し、各所に配布した。




ニュースを流す映画会社には、自分の健康をアピールする映像を撮らせた。




民衆芸能の代表である京劇に、自分の思想や毛沢東を英雄視させる作品を演じさせた。







教育界を牛耳り、毛沢東思想を徹底させた。













こうして、毛沢東は若者の間では神に近づいていった。





一方で、当時の政府幹部は断罪されさせさせられるか処刑された。

鄧小平は足に怪我をさせられ、遠方の重労働に従事することになったが命は助かっている。









こうして、毛沢東の復権計画は成功し、文化大革命という恐怖時代に入っていった。






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毛沢東の孫