【言葉】アブの話 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最近、他人様の記事に触発され書く記事が多い。



今回もそうだ。

あるブロガーさんが、アブの話を書いていた。

アブと言っても、ハエの仲間のアブではなくて、アブラハムのアブだ。


אב    

このアブとは、父という意味のヘブライ語で、おそらくその昔はアラム語、メソポタミアの言葉につながっていくのだろう。

一方で、現代の言語でも、このアブとほぼ同音同義語または影響を受けた可能性のある語が、残っている、

何個かみてみよう。



отец


ロシアなど;アジェッチ≒父親



아버지

ハングル;アボジ≒父親


baba

トルコなど;ババ≒父親




ドイツVaterやイギリスfather、papaなどもこの仲間かな。

たぶん、インドのサンスクリット語かラテン語の子孫だ。





なお、何語か忘れてしまったが、アブという発音でハエを意味する言語があったと思う。



関係ないが、アブノーマルのアブはこれには関係がない。


abnormalのabとはoff,outのこと。

つまり、それから外れているという意味を表わす接頭語である。