誤解されている記事があったので、簡単にまとめてみた。
地震発生直後、点検中で停止していたものを除く各原子炉は、制御棒が挿入され中性子吸収により正常に緊急停止。
ただし、送電線の一部などが破損したため、外部電源を喪失。
このため、外部電源喪失時対処用ディーゼル発電機が正常に起動。
ただし、約1時間後の津波によりディーゼル発電機は海水に浸かるなどして、全電源喪失状態に陥る。
つまり、津波襲来までは、想定内事故であり、そのバックアップシステムは正常に稼働していた。
★注意
一部マスコミや一部研究者からは、津波前に配管破壊などの想定外事故があり、地震そのもので機械が破壊したのだとの説や可能性を指摘するものもある。
まとめると、あの地震により緊急停止までは問題なく行われたが、配管の破損などの可能性が全くなかったとは言いきれない。
つまり、津波襲来前に重大な破損があったことに関しては可能性であり、確実なことは今さらわからない。
このあたりは従軍慰安婦問題やSTAP細胞と同じく、悪魔の証明が必要になる。
あることの証明は簡単だが、無いことの証明は人類には不可能だからだ。