


ムラピ山
クラカタウ火山のところで説明したように、インドネシアには非常にたくさんの活発な火山が多い。
このムラピ山はクラカタウほど名前は知られていないだろうが、クラカタウが活発でも比較的人の少ないところのために19世紀の歴史的巨大噴火以降はさほど被害が目立たないのに対し、 このムラピ山はインドネシアで有数の町であるジョグ・ジャカルタに近いため、山麓にも居住地がある。
このため、およそ10年に一度起こる大きな噴火の度に、かなりの被害者が出ている。
そういう意味ではインドネシアで最も危険な火山であるとともに、世界でも16特定火山のひとつとして常時監視下にある山だ。
最近も、噴火の噴煙や降灰の影響で、飛行場が封鎖されたり、航路変更を余儀なくされている。
★データ
ムラピ山 標高 2,930m
インドネシア・ジャワ島中部(西部にも同名山あり)
世界16特定火山