【グーグル百名山】54;ナンガパルバット・・・ダライ・ラマゆかりの山 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ナンガパルバット


少し昔の話になるが、国際問題にまで発展した映画があった。

映画の題名は『セブンイヤーズ・イン・チベット』。

中国共産党軍から逃げる、若き日のダライ・ラマ14世の物語だ。

確か、中国本土では上映禁止であったと思うし、これからも共産党国家である限り解禁にはならないだろう。

ナンガパルバットは、この映画に深く関与している。


ナンガパルバットとはウルドゥー語で裸の山という意味らしいが、サンスクリット語のnangaはラテン語から派生した英語ではnakedだ。この辺りにも、サンスクリット語とラテン語の共通性が見える。

この二つの言語の基本語は、かなり似ている。

インド・ヨーロッパ語族という言葉があるが、確かに頷ける。


ナンガパルバットの南壁は4,800mもあり、世界最大であるらしい。

想像を絶する壁だ。

また、西壁も世界有数の難所らしい。

このような理由からか、アンナプルナに次ぐ登山死亡率の高い山で、データによっては20%を超えている。

5人に1人が遭難死する勘定だ。

なお、8000m級の山で冬季登頂できていないのは、K2とこのナンガパルバットだけらしい。




★データ

ナンガパルバット(裸の山;ウルドゥー語=単独峰) 標高 8,125m

パキスタン

冬季未登頂峰

登攀死亡率 20%程度