アグン山
日本人などがバリ富士とも呼ぶ場合もあるらしいが、バリでは昔から信仰されてきた霊峰。
バリ島というのは、千葉県より少し大きいくらい。
北関東3県(群馬、栃木、茨城)よりは小さな島だ。
が、ここに3,000mを超える山があるのだから驚きである。
アグン山は、ヒンドゥの火の神を意味する、サンスクリット語アグニの訛りだろう。
現に、現地ではアグニは火の神の住む山とされている。
アグニは、日本神話のカグツチのカグ(火)に近い音だ。
aguni→(日本語多用音のKが語頭に付加)kaguni→kagu
これはアイヌ語にも影響を及ぼしているかもしれない。
話をもどそう。、
アグン山は3,142mと記されている地図もあるが、最近の計測では3,031m前後らしい。
富士山と同じ成層火山だが、頂上には大きな噴火口があり、危険なため頂上1周はできないようである。
バリ島の東には石油などの輸入にかかわるロンボク海峡があり、このアグン山が噴火すると日本の原油価格が大きく変動するだろう。
1963年に大きな噴火があり、この時には地球規模の影響があったらしい。
また、この辺りはもともとは世界最初に文化が開けた場所の一つだったかもしれないが、インドネシア付近の文明は、ほとんどの場合火山噴火で壊滅してしまっている。
wikiなどを見ると、紀元前後の噴火記録もあるらしい。
★データ
アグン山 標高 3,031m程度
インドネシア・バリ島
最新噴火 1,964年(確認できる大噴火は1,963年)