プンチャック・ジャヤ山。
シンガポールに滞在していた時のことだ。
太平洋で一番高いという5,000m級の山が近くにあるから、見に行ってみないかという話があった。
近くとはいえ2,000km強。稚内から那覇くらいまでの距離だ。
しかも、そこは戦闘地。
見るだけでも命がけということで、いつの間にか話は消えていった。
その山の名前は覚えていなかったが、Wikipediaに載っている山の姿は覚えていた。
その山がプンチャック・ジャヤ、通称ジャヤ山だ。
標高は、現在4,884mとなっている。
かつては測量技術のせいで、この程度の誤差はよくあった。
K2など700m以上の差異があったりして、世界一高い山とも言われたりしている。
この山は世界7大大陸最高峰(北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、南極、ユーラシア、ヨーロッパ、
アフリカ)の中では、最難関登頂の部類に入るらしい。
ただし、ベースキャンプまではわずか100kmの熱帯を歩くだけなので、これは比較的やさしい。
もし、敵兵と間違われて撃たれたりしなければ。
あるいは、幾多の毒虫、毒蛇に噛まれたりしなければ。
現在は入山禁止のようである。
★データ
プンチャック・ジャヤ山(ジャヤ山、カルステンツ・ピラミッド) 標高 4,884m(オセアニア1位、太平洋1位)
インドネシア・西パプア 近隣飛行場より徒歩100kmでベースキャンプへ
頂上付近には氷河あり
急峻な岩場が多く、登攀難度は高い