アコンカグア
アンデスの雄、いや、南米一の山。
いやいや、実はアジアを除いた山の中では、一番高い山である。
チリの首都サンチアゴから100kmちょっとのところにある。
そういう意味では、東京と富士山との距離感に似ている。
ただし、アコンカグアは富士山の2倍近い高さだ。
それほどの高山だが、プロ登山家が一般ルートを平常時に登山するのは比較的簡単な方らしく、なんと去年は9歳の少年も登頂しているようだ。
とはいえ、これは①登山に適した状況で②運よく天気に恵まれた場合の③一般ルート登山の話である。
登山をしたことのある人に言わせると、寒さや高山病より怖いものがあるという。
それは風だ。
人が、紙屑のように吹き飛ばされたりするようだ。
そんな時は、ただ地面に這いつくばって時を待つしかないらしい。
このアコンカグアはそんな強風がよく吹くらしく、登頂成功率はWikipediaでは3割ともいっている。
★データ
アコンカグア 標高 6,191m前後
アルゼンチン(頂上)・チリ国境
山塊の一部に、植村直己が初登頂・命名した明治峰がある
アコンカグアとは巨大な守兵という意味らしい