追記あり【疑問記事】太陽光発電 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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吉田調書の開示に賛成していた元首相。
最近、そちらの話には触れないようだ。
ムーミンパパ、いや、カピパラおじさん調書、安愚楽たぬき調書にも触れず。

で、今は太陽光発電の買取り問題に話を転じた。


そりゃあ、太陽光発電で電気が賄えるなら、莫大な環境破壊問題が出るが、確かに今の原発よりは安全かも知れない。
ただし、太陽光パネルを製作する際の環境破壊、さらに太陽光発電施設や送電施設を作るために、どれだけ自然が破壊されるのかは、私には推測すらできない。おそらく、日本の地形や風土が大きく変わってしまい、国の借金が膨大になっていくことは予想ができるが。

この市民派元首相は、結局、金のことを考えている?
それとも、単なるお馬鹿さん?


40円で買って20円で売ったら、損するのは幼稚園児でも分かる。
その損を国が埋める。ということは、国民の税金が使われることだ。

儲かるのは、国の補助をあてにできる組織となる。
だいたい、日本の電力を太陽光発電で賄えると本当に考えているのだろうか。

スペインの太陽光発電効率など例示するのは、知識がないことを披露するようなものだ。

イベリア半島の晴天率と、日本の晴天率を比べたのだろうか?

日本と言ったって、佐久や香川あたりと比べても、あまり意味がない。
日本一晴天率の高い所を、日本の代表にしてはいけない。
また、紫外線でも発電可能だと言っている。
はい。将来はうまくすれば採算が取れるかも知れない。が、現時点での発電効率はどうなんだ?

スペインと日本の総消費電力量は?

ドイツは、どこから電気を輸入している?その電気はどうやって作ったの?

海亀は太平洋を横断できるかも知れない。
しかし、草亀にそれを求めるのは無理でしょう。

だいたい、送電線を引くには、土地を買わなくてはいけない。
日本の土地を買うには、モハベ砂漠の同じ面積を買うのの何万倍という金が必要だろう。
アンダルシアと比較しても、数倍とかいうレベルとは桁が違う。

その金も税金から?

それとも、誰かのポケットマネー?

日本の土地の値段は、20倍広いアメリカ合衆国より高いくらいだ。

どうやって土地を買うのかな。
さらに、それに伴い、確実に自然が消えて行く。

かつ、メンテナンスの煩雑さもあるだろう。


太陽光発電パネル製作で生じる有毒物質や環境破壊は知らぬふりして『グリーンエネルギー』とか、白々しさにもほどがある。

現在の日本のエネルギーを賄うためには、どれ程の土地が必要かも話さない。

かつ、雨天時、降雪時の話さえしない。

夏の高温時の、発電効率低下も言わない。

夏冬は冷暖房無しで生活する意志があるなら、それもいいだろう。
しかし、皆さん我慢できるかな。


さらに、パネル寿命と、廃棄に伴う処理の難しさにも触れない。


原発を無くし太陽光発電というのは、素晴らしい考えだ。


が、上のような問題にはさっぱり触れずに『太陽光発電、太陽光発電』と連呼するのは、テレビの納豆をかき混ぜたらダイエットになるというジョーク番組を本当だと勘違いし、スーパーに走るのと大差がない。

元首相は、このあたりに触れないのではなく、その知識がないのだろう。


阿Qさんみたいだ。





★追記
直前の記事で、マグマ大使ライバルの答えの中に④回線(送電網)がない地域での導入可能
と書いておきながら、今しがたの記事では、「電力会社に送電網を独占させ続けることはできない」と、送電網の重要性を訴えている。

これって、矛盾していません?
だって、送電網なしでも導入可能なんでしょ。