これは未来新聞。つまり小説です。
お間違いの無いように。でも、多少可能性はありますよ。
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今回のスコットランド独立問題に火をつけてしまった、イギリス・キャメロン首相。
単に火をつてたばかりか、やってはいけない見せ金をちらつかせてしまった。
あるいは、絵に描いた餅をたくさんくばってしまった。
これはイギリス議会を無視するものであり、黒船と勝手に交渉をしてしまった井伊直弼のようなものだ。
これに対して、イギリス議会から首相を追及する声が高くなってくる。
ついに、キャメロンの辞任となったが、問題はスコットランドに配ってしまった甘い餅の行方。
イギリス議会は首相の独断によるものであり、スコットランドとの約束は成立しないとなる。
これに納得できないのがスコットランド。
ついにスコットランド議会は、住民投票なしで独立宣言を議論するところまで発展していく。
こうしたごたごたに嫌気がさし、ポンドが売られ、ドルに近づいて行ってしまう。
そのうち、ウェールズにも、北アイルランドにも、あちこちで独立選挙の動きが出てくる。
スコットランドには住民投票を許しただけに、これを拒む理由が見つからない。
イギリス議会は一層混迷を深める。
スコットランドの独立が不成立となったことで一安心する間もなく、カタロニアの運動も盛んになってくる。
しかし、スペインは力でこれをねじ伏せる。
意外なことに、報道はこれを大きく報道することをさけているかのようだ。
一方、こうした動きを外見上は平静を装って、しかし内心はドキドキしながらみていた中国は、一層東トルキスタン、つまりウイグルの締め付けを強めるのであった。
同時に、チベットの新しい仏の生まれ変わりである子どもの決定に奔走する。
ダライ・ラマはこれに反対するも、中国は党の友人たる仏の子を選ぶのだった。