【政府事故調査】閣僚たちの、あの方への印象③枝野元官房長官 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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枝野氏の調査聞き取りは黒塗りつぶしがいっぱいだ、などという記事を目にしました。
おそらくそういう記事を書いた人は、事故調査を読んでいないのでしょう。
黒塗りつぶし部分は、ほとんどが安全保障、国防関連と推測でき、その割合はおそらく全体の1%さえありません。
つまり、庶民が知る必要のない部分でしょう。
どっかのスパイとか中身も知らずに騒ぐ人なら、どうか知りませんがね。

さて、今回は枝野さんが見たあの方。

余談ですが、この質問者は心理学のプロでもある気がしました。
枝野さんは、やっぱり尻尾の短い狸。
それでも、ところどころに本音らしい言葉が……。
質問者の、そのあたりへの持ってき方が見事。

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10ページ
菅さんのキャラクターについては皆さんも、いいところも悪いところも、既に十分取材をされていると思いますが、さすがに私も、受け取りの勘違いで菅直人さんを起こすような腹は据わっていません。
(筆者注;これは行間を読むのに大変いい文章だ)



16ページ
(筆者注;福島原発に総理が行くことに関して)
彼はもともと政治的なリスクよりも違う判断をすることがよくあるので、
(筆者注;これは七色の文です)


海江田さんの立場として行きたい気持ちはわかるけれども、総理が行きたいと言っているし、


パフォーマンスだと言われるに決まっています。
政治的には絶対あり得ないです。
政治論としては絶対にあり得ないです。
こんなところで東京を離れること自体、どんなに結果がよくてもたたかれるのはよくわかっていました。

17ページ
どういうことで自分が行きたかったのかは菅さんに聞いてもらうしかないですね。



まさに菅さんが現地に行って、私が官邸で全体を見ていることが、政治的な評価という意味では絶対にマイナスだけれども、正直その方が回るなと思いました。
(筆者注;菅さんの国語読解力で、この意味を理解できるだろうか)



私は東電に乗り込んでやるんだと聞いたときに、しまったと思いました。
もっと早く私が気づかなければいけなかった。
(筆者注;これも行間を読むのには、いいテキストです)


20ページ
菅さんに余りむにゃむにゃ説明すると、それが一番嫌いな人ですから



47ページ
総理秘書官が私の部屋に飛び込んできて、総理を説得してくださいと頼まれることは時々ありましたけれど


56ページ
菅さんが選んだ参与については、今になって思うと、官房長官としてはもっと強く止めるべきだったかなと、今、思うと思わないではないですけれども、これも誤解を恐れずに言えば、あのときの総理大臣に対する精神的なプレッシャーというのは大変なものだと思うから、精神安定になるだけでも意味があるのではないかという思いはありました。
(筆者注;看護婦女房役のつらさかな)


57ページ
菅さんは昔からイベント型の仕事の仕方なんです。

菅さんは菅さん型の仕事をやってくれ……


一種の菅さんワールドでやってくれ……

菅さんワールドでやってもらうと割りきっていました。

(筆者注;仮面夫婦というか、別居夫婦というわけだ。しかし、狸からこの言葉を導き出した質問者は、プロ中のプロ。芸術作品を見ているようです)



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全閣僚に関して記事にしようと思ったが、哀れになってきた。

これで、一旦お開き。