【吉田調書・感情・現場】その3;平成23年8月8日~9日 1/4 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

放水作業などが主


7ページ
(質問者)
それは消防庁ですか。
(吉田所長)
消防庁です。はっきり言います。ヒーローの消防庁です。
(質問者)
余り消防庁のものは効いていないんですね。
(吉田所長)
全く効いていないです。

8ページ
(質問者)
その後もキリンとかゾウとかありすね。
(吉田所長)
はい。
(質問者)
ああいうものはどうなんですか。
(吉田所長)
あれはいいです。あれが来て初めてちゃんと注水ができたということです。



14ページ
ここは圧倒的に人がすくなかったということがあります。
(筆者注;事故初期の問題点に関する印象)



21ページ
最初、官邸と電話なんかする気は全くなかったんですけれども、官邸に詰めていた人間から官邸が話をしたいということで、それは固定電話経由なんですが、これがまたややこしくて、1回本店のどこかの階の回線に回してからつなぐとか、要するにダイレクトにはなかなかつながらないんです。


22ページ
(質問者)
(筆者注;問い合わせが)官邸以外、例えば保安院とかそういうところは全然ないんですか。
(吉田所長)
ないです。


(筆者注;質問者が、異常な連絡系統に関して尋ねる)
(吉田所長)
何で官邸なんだというのがまず最初です。 何で官邸が直接こちらにくるんだ。
本店の本部は何をしているんだ。
それから、保安院さんも勿論ですけれども、そちら側でしょうという感じだったので、なぜというのはよくわからなかったんですが、いずれにしても、向こうから電話がきますし、何かあったら連絡くれといい話があったので、とりあえずそれにのってやっていただけです。
ずっとおかしいと思っていました。




34ページ
(質問者)
そうすると、オフサイトセンター自体は、立ち上げ当初、それぞれの東電と国と県の人間、一応来てはいるんですね。
来てはいるんだけれども、そこで調整を図ってというところまで機能していなかったということになるんですね。

(吉田所長)
はい。私は全く存在感を感じませんでした。