【散文詩】葡萄を採れない狐ジジイの独り言 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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物事を損得でしか考えられない人は哀れである
人を物としか見られないから
人の中にあるものが見えないだろうから


常に不満を持つ人は哀れである
一生安まることができないから
逝く日まで自分が見えないだろうから



人を愛せる人は幸せである
安らぎを得ることができるから
人の心を見ることができるだろうから


人に与えることができる人は幸せである
それだけその人が豊かであるから
貧乏でも価値あるものを持っているだろうから



庭に草が生えることは幸せなことである
それだけ豊かな自然に恵まれていることだから


野良犬や野良猫が歩いていることは幸せなことである
食べられもしないほど豊かな証拠だから
人を怖がらずにいられる環境だろうから



ブログに好き勝手書けることは幸せなことである
明日もまた息をしていることが当たり前だから


幸せが見えないことは幸せなことである
しかしまた
幸せが見えないことは不幸せでもあるだろう




高い木になる葡萄を見て
そう思った






★図書館でうたた寝してしまったせいか、まだ眠くならず。


はあ、また蝙蝠になっちまうのかなあ。