現在の社民党は、かつては自民党に迫る勢いのあった社会党の残滓のようなものだろう。
佐々更のようなしっかりした、また現実的な方も多かった気がする。
が、今は見る影もない。
かなりの数が、社会党のマイナーイメージから逃れるためか民主党に隠れた。
一部は、自民党にさえ紛れこんだ。
逆に、民主党の半分くらいは、自民党からの分派のより集めであった。
今は、大きく様変わりしていると感じるが。
社民党あるいは旧社会党構造の瓦解が始まったのは、現実的でないことに加え、北朝鮮、つまり朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致が明確になり、拉致被害者が日本に戻ってきたことにより一層加速化される。
社会党はずっと、北朝鮮による拉致などあり得ないと主張していた。それは社民党になってからも同じだたたろう。
おそらく旧社会党支持者でさえ疑問視をする人が多かったであろう事実を、端から無いと断言していた。
また逆に、慰安婦やら大虐殺やらは、証拠がなくてもあると主張していた。
というか、これら小説の世界への流布に、共産党同様大きな力を発揮した。
中には、福島みずほ氏のように慰安婦が親に売られたという証言に付き添っていた可能性がほぼ確実であるにも拘わらず、そのあたりに触れない方もいる。
この社会党は、大半は民主党の中に姿を隠しているカメレオンだ。
が、かたくなに主張を通しているのが、現社民党である。
そういう意味では、考え方や思想はメチャクチャで嘘八百の党だとは思うが、筋は通っている。 少なくとも、民主党にいる鵺や蝙蝠よりは筋が通ってはいる。
筋は通っているのだが、つむじ曲がりで、理論がお花畑の社民党さん。
さらに、米寿を超えた老人を前線基地で働かせている。
村山さんは、私は政治家としては大嫌いである。
主義主張を優先して、阪神大地震での被害者を増大させたと感じているからだ。
ただ、人間としてはあまり悪い人ではないのだろう。
少なくとも自分の能力不足を知って、その後の震災被害を有能な人たちに任せていたふしがある。
このあたりが、お山の大将・自分中心で、重大な1秒1刻を争う時期に福島原発の対応を邪魔しに行ったあげく、それを自慢しているような空き缶頭とは人間性の違いを感じる。
今や米寿を超えたご老体。
かかる方を海外に出させなくては生きられない、現在の社民党。
哀れである。
また、残酷である。
福島さんあたりも、ずっと嘘をついていてよく苦しくないなあと、反面感心してしまったりする。
福島さんあたりが、あと少し脚色無しの経緯を話してくれればよいのだが、それは一生できないのだろうな。