【徒然】さあるとつくににてありしこと | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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今は昔。
なんやうのくるんてゑぷなる都の話にてさぶらふ。
かのときはまだひとつみにあらば、しやうにいくどかは身と心のせんたくをこそしつれ。

あるよひのことにさぶらふ。 その日はいとつかれしにめづらしうなにもせでとこに入たり。

うつらうつらの耳にぴんぽんなる音ぞしける。
はてかかるこくげんになんじやうありしかとなむいぶかりてこへをば聞けば、慣れにしこへなり。
たにやなるにやうごかういあまたさぶらひけるにゐるにやうばうのひとりとなむ覚へし。
同じ館にてかかるしごとを終へ、わのゐるを思ひだして来つるとなむ。しばし休むあたはずやいなやと。
さありて、にやうごのいねたりしことあり。

つとめてになりてわもをのこゆゑなるやうになりし。
やまとびとには、おほかたかくのごとし。



また、これは別のとつくにの話なれど、にやうごのきやうきんをとらぬばかりか、にやうごのなかだちたるものへのばしよだひなどを払ふといふもありし。

かかる処働きしは、かくなるがおほかりし。




いやあ、ちいとまずかったべか。

まあ、よかんべ。
いまさら隠すことでもないし。

最近の腹立たしい話に、ふと思い出した。
まっ、こんなこともあるだよ。