昨日、朝日新聞において過去記事の一部削除を報道した。
しかし、過去数十年に渡る誤報道(私は日本を貶めるための、義母や一部組織との共同作業だと推測しているが)に対する謝罪の言葉を見つけることはできなかった。
これは、単に朝日新聞読者のみに対して終わってしまうものではない。
国民全体へ謝罪し、責任を問うべき問題ではなかろうか。
この報道が日本と日本人を貶めたばかりか、日韓関係を泥沼へと引きずりこんだ。
日韓関係が、日韓関係がと言っている本人が、日韓関係を決定的に破壊した。
また、日本に住む若者ばかりか、一部は大人でさえ、信じこませた。
かつては朝日新聞信仰者であった、私もその1人である。
南京大虐殺に関しては、聞いた時から疑問を持っていたが、いわゆる従軍慰安婦というものに関しては、まんまと騙されていた。
多少オーバーにしろ、似たことが少なからずあったのかなと考えてしまった自分を恥じ、同時に諸先輩への反省の気持ちでいっぱいになった。
しかし、朝日新聞は違っている。
今回は、すべて言い訳と責任転嫁に始終している。
かつ、挺身隊と慰安婦の違いを理解していなかったとかいう、自分の知識不足を恥ずかし気もなく言い訳としている。
戦後生まれの私でさえ、挺身隊と慰安婦の違いなど、おそらく小学生の時でも知っていた。
私の母にしろ、近所のおばちゃんにしろ、挺身隊として工場で働いた経験がある。
今は聞かない言葉だし、一部マスコミがごちゃ混ぜにして分からない人もいるのだろうが、挺身隊について知らないかったという言い訳は、朝日新聞の知識レベルが幼稚園児レベルであったことを自白している。
インドネシアの、日本政府が調べた限りにおいて1件だけ分かっていて、責任者が日本軍法違反・日本軍の恥として処刑されている事件。
これははるか昔から、私も知っていた。
が、このわずかに1件のインドネシアの例外中の例外を朝鮮半島全体の如くに報道している。
かつ、今回の言い訳でも、これを出して強制的なことがあったと断じている。
話のすり替えであり、朝鮮半島の話や、もし強制的ならば、朝鮮半島では誰が強制したのかや、誰に売られたかを説明していない。
いかにも、朝鮮半島でも例外的なインドネシアの件と同様だと言っている。
つまり、全く反省していない。
いまだに、読者を騙している。
最後に、これからも考え方を変えないと、自ら言明している。
穿った見方をすれば、ずっと嘘や誤解を招く報道で騙します宣言にも聞こえる。
日本軍は21歳から希望者を募ったと書いておきながら、朝鮮半島では17歳の資料もあるという。
ほう。
その資料には、大臣以上の女性たちの給与や、アメリカ人さえ贅沢だ、といった内容も書かれていませんかねえ。
一部だけ切り取りすべてと思わせ、都合の悪い部分は教えない。
マスコミの使う常套手段だとは思っているが、あまりにひどい。
さらに、騙されたとかいう女性たちが、誰に売られて騙されたのかさえ記述していない。
いかにもその強制に、日本軍が関わっているような記事である。
知らない人は、そう感じてしまうだろう。
最近は日本軍に騙されたと言っている方も、最初は義父に40円で売られたと言っていたことを書かない。
また、証言内容がコロコロ変わったりしたことを書かない。
かつ、済州島の件に関しては、20年くらい前の複数機関の調査で、全くの嘘らしいと分かっていたことを報じない。
せめてその段階で誤報記事を認めていれば、ここまで日本と日本人を苦しめ、日韓関係を悪化させ、あげくは厚顔無恥な馬鹿げた勧告を国連に出させるようなこともなかった。
しばらく後、全体像が分かってきた頃には、あの国連勧告が天に唾するものであることが明白になる。
いや、かなりの人は知っているはずだ。
おそらく、国連事務総長が違っていたなら、あのような恥ずかしすぎる勧告は出さなかっただろう。
まあ、出したのは国連直属機関ではなかったと思うが。
日本のマスコミは、いかにも国連直属機関が出したような報道をしてますがね。
しかし、より深刻なことは、国を揺るがしたこうした内容を、テレビなどで大々的に報道しないことだろう。
昨年も、世界数十ヶ国では日本発の事件として報道されたことを、日本のテレビは全く取り上げなかったという事例がある。
今回はそれとはレベルが違う大変な内容だ。
にも拘わらず、私はテレビ報道で見なかった。
内容や規模は違うが、このふたつに、同じ臭いを感じてしまう。