【地図で遊ぼう】②世界の神々(北緯30度) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世界の神々は、北緯30度におわします。


カイラスが100km弱北にずれるが、その他はすべて数十㎞以内または、ほとんどぴったり線上。





左(西)から順に

①ギザ
世界最大のピラミッドのある、エジプト文明中心地
当時の地球の地軸の曲がりを考慮すると、ピタリ北緯30度線上。
かつてのエジプトでは、紀元前に地球が丸いことや、およその大きさを知っていた。アレキサンドリア図書館は、キリスト教徒による破壊前は、世界一の知の宝庫。この図書館を壊したために、人類の科学知識は1000年以上停滞、退行した。

②ウル
世界史上初の都市国家。世界初の文明発祥地として知られる。 おそらく、ノアの方舟の舞台。後のメソポタミア文明の基礎を築いた町。

③ペルセポリス
あまりの壮大さにアレキサンダーをして、人の造った町ではない(→神の創られた町)と言わしめた古代巨大都市。アレキサンダー大王により破壊されてしまい廃墟となる。ペルシャ大王ダレイオス1世による建設。

③ハラッパ
紀元前3300年くらいから居住が確認されている、インダス文明発祥地の代表。
紀元前20紀ごろには、馬に引かせる戦車のような乗り物もあった様子。

④カイラス
おそらく信仰者人口では世界一の聖山。登頂登山は、いまだに許可されていない。比較的最近、朝日か毎日が日本人に登山許可とかいう誤報をしたことがある。
聖山として信仰する宗教には、仏教(特に特にチベット仏教)、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ボン教がある。

⑤ラサ
チベット仏教文化の中心地。ラサとは神の地という意味。 唐の時代には皇帝の皇女がチベットの王家に入り皇后になるなど、現在とは違って、チベット民族と漢民族とは友好関係にあった。

⑥黄山(山系)
中国においては、廬山などの名山がいくつかあるが、この黄山はそれらとは別格の山。古代から黄山を見ずして山を見たというなかれと言わしめた、まさに仙境(まだ世界遺産登録前でケーブルカーもなかった時、絵描きさんの鞄持ちで登ったことがある)。
黄山にある九華山は、地蔵菩薩信仰総本山。



カイラスと黄山は自然なので置いておくとして、他の町がほぼ北緯30度であることは偶然ではあるまい。

古代人に、高い観察力があったことが予想される。