いわゆる【魏志倭人伝】その6 投馬国・女王国 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

・三國志 魏志 巻三十 東夷伝・倭人条
(いわゆる『魏志倭人伝』)


※参考文献; 岩波文庫 魏志倭人倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝 石原道博 編訳


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




2014072215510000.jpg




南の投馬国。ここに行くのは船で20日だ。
トップは弥弥、副は弥弥那利。ここは大きいぞ。5万戸あまりの家がある。

さて、南の邪馬台国、ここは女王の住んでいるところだが、船で10日・陸路を1ヶ月だな。
トップは伊支馬、副が弥馬升、三番手は弥馬獲支、四番手は奴佳テイで、7万戸くらいある。

さあ、女王のいる邪馬台国に着いた。
今日はここまで。

はっ?
なんだと。あっさりし過ぎてて、さっぱりわからない?
今までみたいに、里程を教えろ?

ちっ。気付いちまったのか。サラッ流してごまかそうとしたのに。
嫌なあたりに気付いてくれるなあ。

実はな、「邪馬台国の位置は分からない」が正しい。
普通に順番で読んでいくと、投馬国は不弥国から南へ20日だから、おそらく薩摩あたりになる。
さらに、邪馬台国へは船で10日、陸路を1ヶ月となったら、沖縄か台湾あたりになってしまう。
実はな、このずっと後に出てくるが、倭は福建省の東だろうとしている。
福建省というのは、香港の少し北にある省。地図を見れば分かるが、福建省の東に台湾がある。
ということで、邪馬台国は沖縄だとか、台湾だという人もいる。
確か、漢文を順次読んでいったなら、少なくとも九州内には留まらない。

ここが、昔からの謎だった。

では、本文から脇道に入るが、そのあたりを簡単に見ていくかい。

それは、次回だな。