鼻血の原因には多々あるだろうが、現在問題視されている放射線の影響について調べてみた。
一般に放射線被曝により鼻血が出やすくなるのは、500ミリグレイ以上と言われている。
また、グレイなどという単位が出てきてわけがわからなくなるから、シーベルトに置き換えよう。
実はこの変換は単純ではないはずだが、とりあえずよく使われている変換率を使うと、グレイとシーベルトの値は同値となる。
つまり、正確ではないが、500ミリグレイは500ミリシーベルトと置き換えてしまおう。
(専門家の方。ご批判はごもっとも。しかし、とりあえず、この変換式で話を進めます)
一方、現在測定されている福島での放射線量を見てみよう。
本日17時時点では、ほとんどの観測点は
1マイクロシーベルト時未満だ。
最も高い双葉町石熊公民館あたりで、
6.5マイクロシーベルトとなっている。
このシーベルト値を、どのような装置を使い、どの放射性物質に基づき、どのような放射線として、どのような計算式で導いたのかは知らない。
が、とりあえずこの県内最大値のシーベルト値を基準に考えてみよう。
非常におおまかには、1時間そこにいて鼻血が出る8万分の1の強度だ。
逆に考えると、時間あたりで、双葉町石熊公民館付近の現在の値の約8万倍、会津若松あたりの1000万倍の放射線を1時間被曝しないと、放射線被曝による鼻血は起こりにくい。
万が一このような事態があったならば、福島第一原発で働いている方々は全員、おそらく秒単位で死亡してしまうだろう。
現在の放射線量が、事故直後よりはるかに減っていると考えても、全く考えられない放射線量を浴びたが、原発に一番近い人たちは、さほど被曝していないとなる。
が、私はそんな状況になったという話は知らないし、まずあり得ない。
また、福島第一原発で働いている人たちが、スタートレックに出てくるミスター・スポックのような人間よりも何万倍も放射線被曝に耐えられる体を持つ、外宇宙からの生命体だという話も知らない。
(とすると、臨時雇用されている曾孫、玄孫作業員も外宇宙生命体なのかな?)
鼻血は避難生活がなが引いたことによる疲労などによる、間接的な原因はあるだろう。
しかしながら、私には放射線が鼻血の原因だと主張する方々の根拠が、さっぱり理解できないでいる。
専門家の方から、間違いなどのご指摘を賜ればと思います。
野生化したチドリソウ。
