
ぐでんぐでんのよっ払いの話に付き合うのと、他人の見た夢の話に付き合うのは、どこか似たところがある。
そう分かった上で、日記として昨日見た白昼夢について記しておこう。
なかなか暗示的であり、気に入ったからだ。
なんと、私が見た夢は自分の辞世の時である。
周りに人がいたかどうかは分からない。
が、私はこう言って辞世の句とした。
「全く、とんでもなく変な人生だったぜ。ハッハッハハッハッハ……」
大笑いしながら、私はあちらへ行く。
と、そこで目が覚めた。
おおっ!我ながらいい夢を見たぞ!この辞世の句は気に入った。
いつになるか分からないが、できれば夢のように笑いながら逝きたいものだ。
ひょっとしたら、失楽園氏の死のニュースに接したからかなと考えた。
私は七歳にして席を同じうせず、人生一穴主義者であり敬虔な信徒・実行者だから、彼とは考え方が違う(ごく一部表現に誤りがある可能性があります(笑))。
ある意味、自分の理想に近い生き方ができた人への賛美と、わずかばかりの男の嫉妬が、かかる夢を見させたのだろう。
安らかに。
