【帰化植物図鑑】一見ひ弱そうな強者たち | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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見た目はなよなよとしていたりしますが、とんでもない繁殖力と生命力で、日本の植生が変わってきてしまった植物たちです。

田舎では珍しいものもあるかもしれませんが、都会や港近くでは、ここ数十年、いや中には数年の間に急速に力をつけてきた植物もあります。


マツバウンラン
風ですぐにも飛ばされそうだが、なかなかしぶとい。春先には敵がいないため、急速に広がっている。
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ツタバウンラン
路肩でも、かなり日当たりのわるい藪でも育つ。

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セイヨウジュウニヒトエ
古来からあるジュウニヒトエはめったにに見られなくなったが、繁殖力旺盛なセイヨウジュウニヒトエは、花壇から移動したらしい田舎の畦道にさえ見ることもある。
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イモカタバミ
ムラサキカタバミに似るが、こいつはどこにでも生える。ムラサキカタバミは非常に少なくなった。
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オランダガラシ(クレソン)
千葉では、側溝がオランダガラシで被われている場所も見かける。
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ヒルザキツキミソウ
数年前までは花壇で見かける程度だったが、今や路肩にまで広がり野生化している。

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シラユキゲシ
これも、ここ数年で勢力範囲を広げ、山林にまで食い込んできた。
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ナガミヒナゲシ
河の土手が、このだいだいで埋め尽くされる場所まである。かなり往来の激しい道の割れ目でも芽を出す。
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マメグンバイナズナ
従来のナズナよりは過酷な環境に耐えられそうで、街路樹下や路肩に普通に見られるようになった。
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