田舎では珍しいものもあるかもしれませんが、都会や港近くでは、ここ数十年、いや中には数年の間に急速に力をつけてきた植物もあります。
マツバウンラン
風ですぐにも飛ばされそうだが、なかなかしぶとい。春先には敵がいないため、急速に広がっている。


ツタバウンラン
路肩でも、かなり日当たりのわるい藪でも育つ。

セイヨウジュウニヒトエ
古来からあるジュウニヒトエはめったにに見られなくなったが、繁殖力旺盛なセイヨウジュウニヒトエは、花壇から移動したらしい田舎の畦道にさえ見ることもある。

イモカタバミ
ムラサキカタバミに似るが、こいつはどこにでも生える。ムラサキカタバミは非常に少なくなった。

オランダガラシ(クレソン)
千葉では、側溝がオランダガラシで被われている場所も見かける。

ヒルザキツキミソウ
数年前までは花壇で見かける程度だったが、今や路肩にまで広がり野生化している。

シラユキゲシ
これも、ここ数年で勢力範囲を広げ、山林にまで食い込んできた。

ナガミヒナゲシ
河の土手が、このだいだいで埋め尽くされる場所まである。かなり往来の激しい道の割れ目でも芽を出す。

マメグンバイナズナ
従来のナズナよりは過酷な環境に耐えられそうで、街路樹下や路肩に普通に見られるようになった。
