追記【地域情報】沈没した珍島付近 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★本日未明記事に、追記しました。
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今回沈没事故のあった海域付近は、世界的によく知られている場所である。

具体的に列挙すると、

①干潮時と満潮時の潮位差の大きさは、世界屈指である。

②特に4月頃の満月または新月の際は、その潮位差10m近くなる場合がある。

③このため、海割れ現象(海底が干上がって隣の島に歩いていける。→東洋の十戒ストーリー)が見られ珍島だけでなく、全国各地、世界からもこれを見る人たちが訪れる。

④4月16日は大潮だった。

⑤この時期は、干満差が激しいため、当然潮流も速い。
珍島付近では、ブラジル・ポロロッカに似た現象も起きる。



以上のことから、普段は船底がぶつからない岩にも、事故当日はぶつかる可能性がある。

また、霧の為に普段のルートではなく近道をした形跡がある。ここには暗礁が多い。


一見大海原に見えても、干潮時には海底や岩場までの距離はすぐ近くなったり、海面上に現れたりする。

さらに、浜付近は海流が非常に速い。

人為的な問題を挙げると以下のようになる。

①船を改造し重心が高くなり、横転しやすくなった。

②船員の義務と責任を果たしていなかった。

③危険な近道を通った可能性がある。

④車やコンテナの固定が十分なされていたか、不安がある。

⑤船員の誤誘導または、無誘導。

⑥日本の救援を断った。

⑦韓国には、高波などに耐える重機や船が不足している。

⑧面舵10度以上、つまり右急旋回した可能性あり。





悪条件が重なった。

高校生などには罪がない。
意地をはって、日本の救援を断るのも、非常に問題がある。
国民の命より面子が大事なのか!、との批判を受けることになるだろう。



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追記

映像から見ると、衝突後早い時間で浸水が始まっており、左船体に引っ掻き傷がある。

これは暗礁に気付き左船体が衝突。
その後急に面舵を取ったため、コンテナなどが左側により一層傾き、亀裂より浸水が始まったと考えられる。
この段階で客員を誘導していたなら、多くが助かったはずだ。
当初は傾斜がゆるく、2時間くらいは時間の余裕があったのだから。
スキーや登山をしていた方なら分かると思うが、傾斜40度を超えたら絶壁。60度以上だと、一般人には移動不可能だろう。


今回、船内に空気を入れることはほとんど意味がない。亀裂やまどなどから大半が漏れでてしまう。
まずは、プロダイバーによる救出だ。
が、韓国に日本の海猿のような特殊部隊があるのかどうかは知らない。
恥を忍んでも、メンツを捨て日本に頼るべきだった。
頼るのは、インチキ慰安婦でせびる金だけではない。

また、クレーンは問題外だと思う。

物理学が分かっているの?

1台の船型クレーンで、150メートル級の客船を浮上させる?


冗談にもほどがある。

だいたい、万が一1台のクレーンで引き上げ可能としても、もし生存者がいたなら、かえって危険だ。


分かっているのだろうか。


まあ、あの船型クレーンで引き上げられるとは、到底思えないが。



左船体の引っ掻き傷や浸水の様子を無視して、急旋回による転覆を原因としようとする流れにも疑問を感じる。

付近は暗礁がたくさんあり、干満時の差異が非常に大きいことを報道しないのも不思議だ。


危険海域の操縦を、新人航海士に任せた罪も大きい。