さて、これまで述べてきたようなDNA調査から、崎谷満氏は以下のような結論を述べていらっしゃいます。
結論を簡潔にまとめ、私の意見も添えようと思います。
まずは、縄文人から。
★参考文献
便誠出版
崎谷満著
『新日本人の起源』神話からDNA科学へ
★縄文人に関して
①いわゆる縄文人は、南方系モンゴロイドとするのは誤りである。
→これは驚きました。私が教えられ、また推測していたことが間違いだったとは。
②日本人は旧石器時代以降、多様な民族の集合体である。日本固有集団もあるが、ユーラシア東部・西部からアメリカ大陸の集団との共通性も多い。
→日本人が、昔から外国人をほとんど差別することなく受け入れてきたのは、遺伝子のなせるわざかなあ。
③いわゆる縄文人の南ルートからの北上説は誤りで、日本人は北ルート由来である。
→これまた意外でした。
④アイヌと琉球人は異なる集団であり、いわゆる縄文人由来でもない。
→いやあ、完全に間違った考えでいました。
⑤新石器時代には既に栽培農業や雑穀農耕をしていた。 つまり、いわゆる縄文人も農耕をしていた。
→これは知っていました。かなり古い時代の土器から、米の化石などが発見されていましたから。
ルリムスカリ(流通では、ムスカリのみ)