【幻想】日本誕生 その3 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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新しい縄文人が南洋系であることは、言葉からも推測されます。

明治維新で、日本人の生活様式がガラリ変わったように、表面的なものだけを比べると大きな勘違いをします。
同様に、言葉も途中から入って来た言葉も比較してしまうと、とんでもない勘違いをします。
残念ながら日本語は世界中の言葉のたまり場のような場所です。

天ぷらはポルトガル語、シケ(海が荒れる)はおそらく中東語、スイカは中国語などです。
そのため、単語だけ比べてもあまり意味がありません。
ただ、言葉を形作る音はほとんど変わらないと考えられます。
現代日本語ではほとんどの人が区別できなくなってしまった「い」と「ゐ」、「え」と「ゑ」、「お」と「を」などのいくつかの例外を除けば、たぶん日本語の音構成は、ここ何千年かは、あまり大きくは変わっていないでしょう。
だから、私たちは意味は理解できなくとも、相当古い古文を読むことはできます。

日本語の母音構成はアイウエオの5音だけであり、言葉に子音だけが入ることはn以外にありません。

だから、日本人はcatやloveの発音は学ばないとできません。
なぜなら、日本語にはcatのaやtの音が無いからです。日本人が外国語、特に欧米の言葉を書くのは得意でも発音が苦手という理由が、このあたりにあります。
もともと無い音ですから、文字でも表すことができません。
catをキャットなどとするのは、所詮日本語の母音に合わせた発音であり、正確な現地語発音ではないのです。

ところが、そんな日本人でも、たぶんあまり苦労することなく発音できる言語があります。

それが、ハワイ語やフィジー語、あるいはマオリ語といったポリネシアの言葉です。
つまり、ハワイからニュージーランドに至る、広大な太平洋のかなりを占める島々で話されている言葉です。
なぜ日本人にも発音しやすいかというと、伸ばす音などを除けば、母音は日本語と同じアイウエオだけだからです。

このあたりは、基本母音が約10種ある朝鮮語とは異なっています。

ただ、朝鮮語とも面白い類似があります。
それは、R音で始まる言葉がないことです。
朝鮮語にしろ日本語にしろ、「来月」、「隣国」、「留守」、「連絡」、「労働」などR音で始まる言葉はすべて輸入語か、比較的最近作った言葉です。
また、文の作りも日本語と朝鮮語には共通点があります。

日本語の「私は学校に行きます」のような作りをした言葉には、トルコ語、モンゴル語、ウイグル語、満州語、朝鮮語、さらに古代のシュメール語などがあります。
一方で母音が日本語に同じポリネシア系言語は、日本語の倒置法に似た言葉の並びです。
こうした動詞などを頭に持ってくる言語は、人類の古い伝達言語と考えられます。
また、日本語でも倒置法は強調表現に使われます。
強調表現は考え方によりますが、乱暴な表現とも受けとれます。
ですから、弥生人がそれを改めていったとも考えられるでしょう。
しかしながら、もともとなかった母音は発音できずに、弥生人の言葉もアイウエオの5母音だけになった。

そう、考えています。

つまり、現在の日本人の骨の部分はポリネシア系であり、そこにモンゴル系の筋肉がつき、最近になって漢字に代表される中国語が皮膚となったと考えるわけです。


では、そのポリネシアの人たちはどこから来たのか?

これは、次回にするべ。

★借金取りから逃げる為に忙しくなりそう。しばらく記事更新が鈍るかも?

いや、無視して鬼更新となるか(笑)。



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(ニワウメ)