今回の騒動で私が最も驚いたのは、大学の環境だった。
最初は理研は何をしているの?から、小保方さんへの疑惑に変わった。
が、いろんなことを考えると、どうもこれは現在の研究者の根底の部分に問題があった気がし始めている。
また、それを増幅させる事象も生じている。
例えば、小保方さんの博士論文にも注目が行き始め、その研究室にもいろんな意見・問題点が出てきたが、本来データ保管してあるべきデータ保管倉庫から、小保方さんの中心的資料が消えてしまっている。
これは、研究室だけでなく、その大学にまで疑念を呼び起こしてしまう。
概要や審査データがあるのに、本文PDFだけが消えてしまうのは不自然過ぎる。
一方、理研では、今回の世界的雑誌への投稿までの経緯を、皆が納得できる内容で、ある程度までは明らかにすべきだろう。
さらに、大きな疑惑を呼ぶのが、特定マスコミとのつながりだ。
現代のベートーベン以上の、なんらかの演出やら事前設定などがなかったのか。
疑惑発覚後に、特定マスコミへのメールを流したというあたりに、さらに疑惑を生んだ。
個人レベルをはるかに超えた、大学・理研の一部・マスコミのつながりにまで疑惑を生んだ事件である。
いや、大学と企業のつながりと倫理だろうか?
あまりにも、広く深そうだ。