【比較】福島第一原発と第二原発 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

あの日に福島には第二原発もあり、同じ津波に襲われている。

しかしながら、第二原発は特に大きな問題がなかった。
これはなぜだろうか。
一部原発側の発行する雑誌などの記事(『原子力文化3月号』)を参考にまとめてみた。


①福島第一を襲った津波高は13メートル以上だったが、第二では9メートル程度だった。


②中央制御室電源が第一ではすべてダウンし、原発状況把握さえできなくなかったが、第二では外部電源を確保できたため、原発状況把握や制御ができた。



③第一ではディーゼル補助の冷却水用ポンプも使用できなくなってしまったが、第二では多々の信じられぬ作業員などの努力後にほぼ正常に動き、なんとか冷温停止させることができた。
★これが決定的か?



④第一には6基3タイプの原発があり、それぞれに対応が異なるが、第二では4基がともに似たタイプであったため、対応が第一よりは比較的分かりやすかった。




素人ながら、当時の状況を考えると、現場の方々はとんでもない動きをして、なんとか世界規模の事故に至らぬよう努力していたのが分かる。
家族の被害を省みず、必死で対応をしていただろう。


それだけに、あのボケ頭落花生パフォーマンスの空き缶菅には腹が立つ。



2014031114210000.jpg