しかしながら、第二原発は特に大きな問題がなかった。
これはなぜだろうか。
一部原発側の発行する雑誌などの記事(『原子力文化3月号』)を参考にまとめてみた。
①福島第一を襲った津波高は13メートル以上だったが、第二では9メートル程度だった。
②中央制御室電源が第一ではすべてダウンし、原発状況把握さえできなくなかったが、第二では外部電源を確保できたため、原発状況把握や制御ができた。
③第一ではディーゼル補助の冷却水用ポンプも使用できなくなってしまったが、第二では多々の信じられぬ作業員などの努力後にほぼ正常に動き、なんとか冷温停止させることができた。
★これが決定的か?
④第一には6基3タイプの原発があり、それぞれに対応が異なるが、第二では4基がともに似たタイプであったため、対応が第一よりは比較的分かりやすかった。
素人ながら、当時の状況を考えると、現場の方々はとんでもない動きをして、なんとか世界規模の事故に至らぬよう努力していたのが分かる。
家族の被害を省みず、必死で対応をしていただろう。
それだけに、あのボケ頭落花生パフォーマンスの空き缶菅には腹が立つ。
