【小説】会話 1 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ったく、くそ面白くねえな。

ああ、なんであんなにバカにされなきゃいけないんだよ。俺たちのが長いのによ。

ああ。どうせ2、3年で帰っちまうくせに、父親がどうのこうの。


ったくだぜ。
どうせオヤジは、賄賂で儲けてるだけだろが。


さて、今日もやっか。
奴らに俺たちの度胸あるとこ見せてやろうぜ。


うん。そうすればあたしたちも英雄よね。


だな。ここの連中の信用を落とした英雄だぜ!


じゃあ、俺の目標は3冊。

お前は?


あたしはねえ。
今日うまいバイトあるんだ。 だから、今日はなし。

じゃあ、あたいがあんたの分も入れて5冊。
あとでケーキおごってね。

俺は1冊だなあ。もう家の近くにないし。


俺も今夜はレコとコレ。

俺も近場は荒らしたから、1冊しか無理だ。


俺も3冊頑張るか。チャリ使って。






おわり。