【戸定邸】日米関係を決定付けた方ゆかりの家 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最後の将軍と言えば、徳川15代慶喜。
この慶喜ゆかりの邸宅が、一時的に有料開放されている。
大枚150両、資料館と合わせると240両が必要だが、ドドール1杯我慢すればなんとかなる。
まあ、駕籠代は別としてだが。

遠方の方は駕籠代だけでもばかにならない。そこで、このしま爺が、下総国松戸郷にある戸定邸の案内をしよう。







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この戸定邸は、江戸初期には旗本屋敷だったようだが、江戸中期には天領となり、明治には徳川慶喜の弟である昭武の館になった。
また、皇室との繋がりも深いらしい。比較的最近、天皇皇后両殿下妃殿下もいらしたようだ。

とにかく広いので、入口で聞いたら地図があるという。
家の中で迷子になっては三代の恥。なけなしの50両を払い、地図を買い求める。


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靴を脱いですぐのところに、御影石の厚さ1尺の扉、1人ではとても動かせそうにない納屋があり、中に見える黒光りした長持ちは、三葉葵の御紋を燦然と輝やかしている。

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大広間。


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電灯は幅1メートルほど。菊の御紋が見える。


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この突き当たりが『富士見の間』と呼ばれ、富士山がきれいに見える。

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はずだった。

が、なんと、ちょうど富士山方角に高層ビル!

拡大すれば、高層ビルに分割されてしまった富士山が見えるはず。

ああ、なんということか。

大正の風情を残す棟。

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風情ある明り窓。



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その他、私たちは入れないが、趣ある館がある。

せめて門だけでも掲載しよう。


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富士見の間からの眺め。
高層ビルで、富士山が分割されてしまっている。