【統計】イメージ作戦例:ノロウィルス | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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冬場になると増えてくる食中毒に、ノロウィルスによるものがある。

厚生労働省が発表している日本における患者数は、2008年と2012年を比べると、年間患者数合計で約1.6倍の増加を見せている。


しかし、これは発表の仕方によっては、全く逆のイメージ作りをすることができる。


★例1:減少イメージ

ノロウィルス患者数
1月 2008年 3532人 2012年 2594人
2月 2008年 2123人 2012年 987人



★例2:激増イメージ

ノロウィルス患者数

10月 2008年 30人 2012年 384人 →13倍増加
11月 2008年 948人 2012年 2447人
12月 2008年 1920人 2012年 7658人 →4倍増加


食中毒などに関しては近隣国で大変な発生があり、我が国が輸入する食品にも強く関連するものが原因とされたが、非常に不思議なことに、時の政権は国内検査を免除できる決まりを作った。

なお、関係ないがカルキ臭の原因は、1つとは限らない。


このようなトリッキーな表現が、大好きなマスコミもある。

テレパシー記事や、夢記事、あるいはキャッチボール記事同様、読み方には注意が必要だろう。
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