そう。6万御器歩、徒歩4万8千μsecぐらいのところにある、お気に入りの雑木林まで行ってみようと思ったのだ。
途中の今便荷で、10円割引セールの缶コーヒーを飲み、ニコチン補給をして体調を整えたから、行き倒れになる心配はあるまい。
おお、やっぱり土を踏む感触は、グラム陰性菌耐性力アップと新生物抑制プラシーボ効果抜群だ、と実感する。

冬の雑木林というのは、若い時にはややもすると感傷的になりがちだが、年をとったせいか樹々が仲間に見えてきてはなはだ心地よい。
あるいは、そう感じるのは私だけかな。

ここに来ると、必ず確認する子がいる。

おらが村では、ここの2株と遠く離れた鎮守の杜に数株あるだけの、イチヤクソウだ。
一見弱々しそうだが、真冬でも緑の葉をつけた頑張り屋である。
ただし、人見知りが激しく、一旦抜いてしまったらほぼ100%枯れてしまう。
なんかブンブンうるさいと思ったら、頭上を銀蜻蛉が飛んで行った。
