【厳しい半島の冬】いよいよ緊迫か? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私は暑さ



現在のピョンヤンは、最低気温-10度以下、最高気温でも氷点下の日々を送っている。
ピョンヤンのこの気温自体はさほど驚く寒さではないが、12月にこれだけ冷えるのは珍しい。





長引く天候不順、とりわけ今年夏の洪水、日照不足から、アワやコウリャンなどの穀物も逼迫しているに違いない。
米の備蓄があるのかどうかわからないが、このままではおそらく膨大な数の餓死者、凍死者を出すおそれがある。

兵士も腹が減っては戦ができない。

北が南を予告なく襲撃するぞというのは、今年の場合は単なる脅かしだと一笑にはふせないだろう。

日本では、仮に穀物がなくなっても、田舎なら野山の野草を口にすれば、数日は生きられる。
しかし、朝鮮半島、とくに北部では針葉樹が生える林があったとしても、日本のように野草が豊富にあるわけではない。
多少あった野草も、本格的冬前にすべて口の中に入ってしまっているかも知れない。
他国では、寒さをしのぐために都会に行き、そこのマンホールの中などに居を構えることもできようが、かの国では農民が首都に立ち入りすることなどできないだろうから、運よく洞窟などがあれば、そこで寒さをこらえることになるのだろう。


南も石油を嫌いな日本に頼っているから、こちらも不安な冬だ。
かつ、電力の頼みの綱の原発だけではなく、他の発電所も具合が悪くなってしまった。

北同様、厳しい冬を迎える。