【朝鮮半島の歴史】6 新羅①三国時代と伽耶 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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朝鮮半島の南東端の村から発した新羅は、4世紀中葉から西暦935年まで続いた国です。

大きくは西暦676年までの三国時代と、それ以降の統一新羅時代に分けるようです。

また、伽耶とは新羅と百済の間に挟まれた、日本の飛び地的な任那をふくむ小国家ですが、やがて新羅に飲み込まれてしまいます。

新羅の始祖は、高句麗や百済と違い朱豪ではありません。
が、似た話は伝わっています。
これからは伝説ですが、現在の韓国の大統領立候補資格にも関係し、伝説をかいつまんでみていきます。


新羅の最初の王は、卵から生まれた子が建国の父であり、このあたりは朱豪の生誕伝説に似ています。
この子は瓠(ひさご)に包まれていたため、パク(ひさご)と呼ばれます。

パク、つまり、現在の大統領の朴です。
この後、新羅は、朴(卵生誕)、昔(卵生誕)、金(竹林の箱生誕)の姓を持つ家が交替で王になっていきます。

これって、現在の韓国に似ていませんか?
韓国の歴代大統領の半分は、朴姓か金姓ですよね。

つまり、いまだに、この時代の伝説を引きずっている可能性もあります。

ただし、歴史上は新羅に姓ができたのは6~7世紀ですから、あるいはこれは偶然か、伝説を現在の政治家が利用しているかでしょう。

なお、百済と新羅に挟まれた日本の飛び地のあった伽耶付近の王たちにも、卵生誕説があります。

朝鮮三国のうちで、成立も文化も最も遅れていた新羅ですが、やがて一番勢力を増し、やがて朝鮮半島を統一します。

なお、新羅と日本書紀の一書にあるスサノヲの記述はたいへん興味深いのですが(パクの国名はソラボル=スサノヲの生誕地?)、朝鮮半島の歴史からはズレますので、別の機会に書こうと思います。





つづく



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新しい命。
根を出したコナラ。