【偶然?シリーズ】不敬とは存じますが、 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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今回は、顔文字から文字をひいたものです。

本来ですとたいへん不敬なることと存じ上げておりますが、かつて今上陛下ご自身が桓武帝についてお言葉にされましたので、いかに広いお心かを察し、多分このレベルならば問題はなかろうとのことで、記事にいたしました。

結局、万世一系とか皇紀なん年とかをいまだに声高に叫ぶ人たちは、陛下の広いお心を理解しえない方々ではないかと、あのテレビ放送を見て確信したのでした。


エジプト王





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エジプト史上最強の王
ラムセスⅡ世







今上陛下

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なお、私はかなりの年になるまで、エジプト王は黒人だと勘違いしていました。

とんでもない間違い。
ごく一時期黒人のエジプト王がいたこともあったが、大半は白人系でした。

例えば、よく話題になるクレオパトラはギリシャ系。

エジプト王の中で、最も知られているのは、ラムセスⅡ世です。
ラムセスⅡ世はアブ・シンベル神殿など多数の神殿を残しています。


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アブ・シンベル神殿


今や富士山でも有名になったユネスコの世界遺産。
この世界遺産と言うものを作り、人類の遺産を守ろうという話のきっかけは、このアブ・シンベル神殿から出たものでした。

旧約を信じると、モーゼの活躍したのはこのラムセスⅡ世前後であり、一部解説には事実のような記載も見られます。

が、エジプトには、それらの記録は一切ありません。

仮に旧約のモーゼや出エジプト記があったならば、私はむしろ、日本ではツタンカーメンと呼ばれている王の父親時代だったろうと思います。

これを書くと長くなるので詳細は割愛しますが、そうすれば日本人=ユダヤの一枝説や、ユダヤでありながら太陽信仰と同時に多神教であることも解決できそうです。

まあ、このあたりは、所詮SFになってしまいますが。

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ツタンカーメンの父王、アメンホテプⅣ世(アクナトン、またはイクナトンと改名)は、伝統的多神教のエジプトを、太陽一神教にしようとした。
(アマルナ改革)
しかし、これに反発した神官により、若くして暗殺されたとも言われています。
エジプト歴代最大の王ラムセスⅡ世よりは、少し前の話です。

エジプト王たちの遺産財宝は、大半が盗掘にあっています。

ツタンカーメンの財宝が無傷で見つかったのは、従来の宗教を変えた父王の子らをエジプト王として認めず、王名表から削除され、その存在が知られていなかったからでしょう。

削除されたがゆえに、現在ではかえって世界に名を轟かす存在となりました。
なんと皮肉なことか。



余談ですが、“祭”や“祝う”という言葉は、当時のエジプトに強く関係した言葉です。
また、以前記事にしていますが、日本神話における主な神々の名を当時のエジプト語で考えると、恐ろしいほど、その名前の由来を理解できます。