ソウルから東へ山道を120㎞程度、車でおよそ3時間くらいのところにある。
一部では大問題ということでよく知られているが、日本の報道ではほとんど聞かない気がする。
まあ、私は日本のマスコミの流すニュースはあまり見ていないので、実態は分からないが。
今回のF1レースで分かるように、宿泊施設のような基本的事項、マナー、自然環境、また米軍引き上げによる政治・社会問題が絡み、来年あたりから話題になる都市である。
東京五輪に単に反対するだけでなく、ボイコット運動を掲げたり、一部将校が日本を敵国扱いし、戦争だなどと騒いでいるのは、先日の年金約束の反故に見られるような国内うっぷんを外に向けさせるのと同様、国内経済、異常な格差、人種差別、性差別ならびに姓差別、そしてこの平昌五輪問題から目を反らせるためだと思える。
しかし、反日感情を高揚させるのは勝手だが、国際的に認知されている旭日旗をダメとしたなら、もうすぐ始まる日米韓軍事演習ができなくなるのではないだろうか?
さらに、日本から盗んだものは、日本に返しましょうと言った大臣が吊し上げられる。
不思議なことをする政府だ。
とにかく、近いうちに平昌(ピョンチャン)の名前を、ニュースにせざるを得なくなる日がくるだろう。
一部のマスコミにとっては、断腸の思いに違いない。
しかし、マスコミは頑張っている。
平昌、ならびにみずほ銀行とは2桁違う不正融資したところは、必死で隠している。
ある意味、感心する。
ウラジオストクとは、ロシア東南端にある、極東最大・ロシア屈指の軍港都市だ。
日露戦争で、もしバルチック艦隊が日本に負けていなかったなら、ここからロシアの軍隊がやって来て、日本はロシア領になっていた可能性もある。
ウラジオストクは清(チベットなどを除く、現在の中華人民共和国やモンゴルの大半を支配していた、満州族の国)との条約で、ロシア領になっている。
しかし、中共はこれを認めず、半世紀前にはこの界隈で戦争にもなっている。
結局ロシア軍の圧倒的戦力に、中共軍はかなりの犠牲者を出して自国に戻った。
中共の場合、国内問題に目を向けさせないために、外側でいざこざを起こすことが多いように感じる。
日本の尖閣諸島などは小さな問題で、チベットの強奪のように、常に領土を広げたい意志が見える。
現在でも、インド、パキスタン、ネパール、ブータン、ベトナム、フィリピン、台湾と、あちこちにちょっかいを出している。
ここしばらくはロシアとのいさかいはないようだが、反日運動作戦の裏側がバレただけではなく、反日運動の後押しがかえって自分の首を締めることに気付き、作戦変更を余儀なくされていると感じる。
このため、あらたないざこざで国民の目を外に向けさせ、不満を薄める必要が出てきた。
ウラジオストクあたりの名前が、また紙面を躍らす日が近いかもしれない。
ただ、最近日本が構築しつつあるパーフェクトに近い包囲網に、一切身動きができない可能性もあるが。
安倍首相に関しては種々の見方ができようが、この戦わずして勝つ手法と体力・能力は、吉田茂の手腕と並び日本を平和へと導く偉大な功績だという気がする。
消費税アップは辛いが、こうした見えない包囲網による日本の独立への道は、極めて賞賛に値する。
戦後、幾多の首相がずっとできなかったことをしている。
そう感じた。
