【小説】鵜飼い | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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鵜飼いというものがある。鵜という水鳥が飲み込んだ魚を、人がピンはねするものだ。 とはいえ、鵜たちはよく管理、飼育され、天敵や病から守られて丁重な扱いを受けている。だから、鵜飼いとは人がピンはねするというより、共同作業だとも言える。
この鵜たちは紐で繋がれている。

例えば、野生の鵜がいて飲み込んだ魚を鵜飼い舟に入れても、天敵や病から守ってくれるわけではない。
鵜匠が面倒をみるのは、繋がれている鵜だけである。
鵜たちはこれを知っているから、自分から紐をほどいて自由に空を飛び回ろうなどとは考えない。
なぜなら、鷹や鳶に襲われても救ってもらえないこと、ケガをしても手当てしてもらえなくなることを知っているからだ。

ただし、こんなことはあるかも知れない。

ある鵜がいつも周りの鵜を突ついたり、餌を独り占めしてしまい、食べ残った餌に糞尿をかけ他の鳥たちが食べ物にありつけなくなったりした場合には、鵜匠はみずからその紐を断ち切ってしまうこともあるだろう。

紐を断ち切られた鵜は悲惨である。

捕った餌はすべて自分のものになるが、川に厚い氷が張り小魚一匹口に入らぬ時もあるだろう。
また、鷹に襲われても救ってはくれないのだ。





安倍川餅は、瓜奈良漬けがなんと騒ごうが毅然としていられる。

それは、こうした世界情勢も関与しているかもしれない。
鳩鯲空缶三羽烏ならどうしたのか興味深いが、そんなことを考えるのは悪趣味だろうな。


なぜ、今さら再編なのか。
それも主義主張の違いそうに見えるところを、無理やり鍋に入れてまで。

どうなるかは、過去に何度も見てきている。

これに期待するのは、一部の目標ある人たちだけであり、多くの日本人とはいささか異なるだろう。

その証拠に、つい最近まではマスコミに干されていたお方が、急にマスコミに顔出しできるようになっている。

一旦マスコミから消されたのは、検察やら安倍川餅組のせいだけではない。

マスコミの首を締めようとしていたから、その報復だろう。


が、そのマスコミが手のひらをかえ、今度は後押しだ。

これには、鵜飼いがらみで危機に陥るあたりに関連して利害が一致したからだろう。


つまり、日本国民のためという視点で踊らされると、またとんでもない火傷を負うだろう。