
私は眠い派
かなり眠いのではあるが、お隣の国で「正しい歴史認識を!」とか「5000年王朝」とかおっしゃっている。
どうも私の知識とは大きく違うので、図書館で10冊程度の本を参考に、簡単に朝鮮半島の歴史を調べてみた。
韓国慶北に生まれ、啓明大学のアジア研究院長になられた、金教授の『三国史記』によれば、現存する朝鮮半島における最初の正史は、日本の鎌倉時代前後に書かれた『三国史記』ならびに『三国遺事』とある。
これは私の予想した半島の歴史と同じだ。
この中で、朝鮮半島三国に関しては、以下のような伝説記述が見られる。
★新羅
始祖は朴氏。
紀元前5年?に即位。
国名は徐那伐(ソナボル)。
(筆者注;ソナボルという音は、日本書記の一書に曰くにあるスサノヲの左遷先に似ている)
★高句麗
始祖は高氏。
国名は高句麗(コグリョ)
紀元前30年前後か?
★百済
始祖は温祚氏。
紀元前20年前後か?
国名は最初は十済。
(筆者注;高句麗と百済は、同じ扶余の出であり、兄弟のようなものである)
このように、三国の始祖伝説では紀元前後までしか追えず、その歴史は伝説を信じてもせいぜい2000年くらいにしかならない。
いや、神話部分を除き学術的にありえる記述は、紀元後4世紀以降だ。
また、中国にある書物をたどると満州付近の部族に突き当たり、5000年までどうしたらたどることができるか、分からなかった。
中国の歴史書では、紀元前は楽浪郡など大陸の大国の一部だったことになっているが、これだと5000年の歴史に反するから、大陸の歴史書が誤りなのだろうか?
確か現在の生化学を使ったDNA比較によれば、朝鮮族は、満州、ツングース系であり、これは大陸の歴史書にも近いが、檀君が大伯山に卵で産み落とされる「正しい歴史」とは違っているから、DNAの比較研究は間違っているのだろう。
なお、第二次世界大戦以前の話だが、大陸の書物に明記される朝鮮半島の国々が、朝貢不要の完全独立国であった証は、私の調査ではまだ見つかっていない。
有史以来、ほとんどは大陸の属国または、直轄地、あるいは庇護を受けている。
つい最近は、皇太子を決めるのに大陸の指示をあおいだり、ロシア大使館内に住んでいたりもしている。
なお、よく日本の植民地という表現をするが、これは誤りである。
朝鮮王朝自ら、日本に庇護を求めたのである。
さらに、日本併合後は、識字率、工業力、農業力、人口などが数倍になっているばかりか、それまでの不平等社会を改善している。
ハングルは550年くらい前に発明されたが、大陸が怖いためか公文書には使われなかった。
そのハングルを教えたのは誰か知ってるのやら。
これを広めたのは、併合した日本人なのだ。
ハングルを使わせなかったなどと、何の資料を見て言っているのだろう。
慰安所の用務員が、ハングル混じりの手紙を書いているだろうが。
このあたりの話は、話にならないくらいおかしなものが有りすぎて、とても書ききれない。
また、ごく最近の異常な例を挙げれば、国家間の取り決めを無視した、2つの高裁の判決などがある。
こうしたことを平気でするところを、国と呼ぶには疑問が残る。
だいたい、引退したらほぼ確実に逮捕される大統領という習慣?も異常である。
東京五輪妨害も大人気ない。
五輪招致に負けたトルコなどは、先日あった日本人への殺傷事件に関して、国民がごめんなさいデモまでする、紳士的な国家である。
一方、テロリストを英雄視し、あちこちで隣国のネガティブキャンペーンをはる国には、民意がねえと言われてもやむを得ないのではなかろうか。