【新たな印象】藤田嗣治 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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最近、フジタの絵を見る機会があった。

それは20号か30号程度の、初めて見る小さな絵であった。

そこには半裸の2人の女性の上半身が描かれていた。

久しぶりにフジタを見て、あらっ?と思った。


この絵は、実モデルがいないのではないかと。

骨格、筋肉がどうみても男性のそれだ。まるで、ミケランジェロのヴィーナスの描き方である。


取って付けたような、ラテン系女性の顔が寂しい。

フジタは嫌いではないが、その絵にはいささかがっかりしてしまった。


そこには、名前の知らぬ抽象画家の大作(3m×6mくらい)も何点かあった。
が、これは私には理解できなかった。


シャガールの油があるのには驚いた。

長男が小学校に入る前に来た時には、なかったような気がする。

レンブラントの、比較的知られている作品も記憶がない。

新たに購入したのか、前回見逃していたのかは不明だ。



今回は、フジタの変わった作品とシャガールの油に触れたこと、ならびに自分の記憶力の曖昧さを再確認できたことが収穫と言える。