【寓話】女性の自立運動 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

これは一部では語られていたり、主人公から直接耳にしたなどの話があるが、確証はない話だ。
だから、いろいろ考えて寓話の形をとる。

最近とある研究者が唱えたという、女性の再雇用の話を耳にし、ここに妄想術と歴史的事実を絡ませて書いてみたい。




………………………………
なんだこれは!俺はこんな話は聞いてなかったぞ!

はい。これは国民には秘密です。


俺は、世界一大きな沈没船の船長になったのか!



いや、閣下。対策はあります。



こんな泥船を救う手があるというのか。
まさか、あなたのところから寄付?
いや、ケチなあなたがそんなことをするはずがない。



これは手厳しい。
はい。寄付はしません。 が、先行投資はいたします。



先行投資?



ええ。PDDの連中に働いてもらいます。



えっ?PDDといったら、あなた方を、金の悪魔と呼んでいる過激なグループではないか?



はっはっは。
閣下は、まだ若い。



あの連中にも、たんまり飴玉をやってますよ。もちろん知っているのは、上の一握り。兵隊は何も知らずに動いています。


知らなかった。


いや、こういうのは、私たちの常套手段。


で、どうするというのだ。


国民の半分は女性です。 ご存知ですか?


そんなことは分かっておる。歩くセックスマシーンと呼ばる私でも。


では、その女性からは税金を取っていますかな。



もちろん、働いている女性からは税金を納めてもらっているはず。



では、働いている成年女性は、どれくらいいますかな?
ここでも、1割に至りません。

半分いる潜在的納税者を、放置しておくのはもったいない。




うむ。そうか、そういうことか。



はい。閣下。
この運動をすべての業界に広げます。
私は、可能な媒体を使って全国に拡散します。



あなたにコントロール不可能なのは、月の満ち欠け、トルネード、赤尻黄色毛長猿くらいなもの。
よろしく、お願いいたします。




で、閣下。
その暁には、私も美味しい酒が飲みたいですね。




はっはっは。
さすが、あなただ。
しっかりしている。




しま爺の平成夜話 ★島ちゃんオジィシャレブログ-2013072511500000.jpg
ムシトリスミレの一種