今しがたのことだ。
納税者として、朝の有害物質、つまりナイアシンの摂取をしていたときのことである。
散歩していたらしい、不惑前後の女性が話しかけてきた。
で、私はその日本語にある癖を感じ聞いてみた。
「サンへニン シーマ?」
「えっ、どうして?サンへニンの発音すごく正確です」
「シェジャ ノン」
「あなたは?」
「サパニンですよ、もちろん」
に毛が生えた程度の会話だったが、30年前に耳にした言葉、アクセントが通じたぜ。
ちいと嬉しくなった。
普通にしていれば、私の感覚では痛みというものはほとんどない。
ただ、急に出るくしゃみやら咳はなかなかの強者(つわもの)。
このときばかりは根性なしの私は、「うっ!」と声にしてしまう。
ゴルゴ13シリーズをもうすぐ読破するというのに、こんなんじゃあいけませんなあ。
しかし、くしゃみ、咳を抑える術を新たに研究中。
これができれば、もう大丈夫!
かなあ。
普通は手術とかすると血圧が低下するのが普通らしいが、私の場合はむしろ上昇している。
こんなところにも、ひねジジイDNAは影響を及ぼすようだ。
いや、クルーが皆、若くピチピチさんばかりだからかな?
などと、相変わらずの私です。

(私は映っていません)
米大統領機を脇に見ながら、大統領の使った赤じゅうたんタラップを降りる、田舎者旅行客。
大統領のおかげで予定したホテルに泊まれず、上海から2、3百キロ離れた杭州のホテルに変更になった。が、そこは、元林ぴょうの別荘(愛人館)。
トイレの広さに驚いた。
敷地は、ディズニーランドの比ではあるまい。
上海にある毛沢東の別荘も大都会の中の土地としては広大だが、杭州の林ぴょう別荘とは桁違い。
とにかく、年配の方は車がないと隣の館に行けない。
愛人館も7棟あったと記憶しているが、1棟だけで、日本の小学校をはるかにしのぐだろう。
1棟が、上野の美術館くらいあった気がする。
いや、高さはそれ以上だったかも知れない。
そんな記憶がよみがえった朝だった。