
土・日は昼まで横になっていて、昼からブラブラの日々を過ごしてきたが、今月に入りとても長寝できるほどの時間が無く、いや、有り余り、今日は朝から予備バッテリーを2つ持ちながら徘徊ジシイとなったのである。
普段ならバイマイセクルなのだが、足元をしっかり見ながら5円、10円が落ちていないかを知るには、やはりオンフットにかなわない。
ということで、おそらく今日は、10キロメートルをはるかに越えた散歩だったろう。
へたすると20キロメートルくらい歩いたやも知れない。
しかし、歩いてよかった。
初めて見るものも多く、その度に花質問サイトに訊いては、次なる?を見つける旅である。
読者の皆様には、私の旅にお付き合いいただくことになりますから、興味がなかったらバイチャ・ベターです。

さて、これは昨日見たやつだが、ワスレナグサをでっかくしたような花であまりにきれいだから、てっきり園芸種が野生化したものと思っていた。
が、プロに問い合わせたところ、れっきとした古来からある野生種でホタルカズラというらしい。
古歌に歌われた“むらさき”に近い品種のようだ。
へーっ。これが野生種かい。
こんな色っぽいのがあるのかと驚いた。
ついでに、不思議なお寺やら神社にも詣でたが、これは割愛する。
いや、少しだけアップしとくか。

鬼?

いろんな意味で高い観音様(薬師観音?かなあ。いや、勢至観音か?)

如意輪観音。
夜待ち講という、江戸時代に盛んだった講に出てくる観音。
夜待ちには16夜、19夜、23夜、26夜などが多いが、千葉付近は19夜が多そうだ。

シバザクラのカーペット。
美しいには美しいのだが、いささか苦いものを感じることもある。
さて、散歩に戻ろう。
地元ではあまり知られていないようだが、好き者には有名な丘までやってきた。
と、同じ臭いのする同年か少し年配の方がため息をつきながら話しかけてきた。
「もう終わっちまったんですね」
「ええ、今年は昨年より2週間くらい早めでした」
「おたくは近いんですか?」
「はあ。散歩にはいささか遠いですが、来られない距離じゃあありません。今日は歩いて来ましたから」
「いいですね。近くにこんなところがあって。私なんか東京から出てきたのに……」
かなりがっかりしている。
「昨年なら、今頃でも、まだ咲いてたんですがねえ」
「はあ、……」
「ここで帰るのは残念でしょう。だったら、ここを下りて、右に曲がり400メートルくらい歩き……」
私は、この人なら大丈夫と、関東では比較的珍しい花のありかを教えた。


私は、別の花の件で問い合わせ中で「葉の付き方は?」とか確認要請があり、まだその丘に残っていた。
で、気付いた。
なんと、丘に生えているササのほとんどが花を咲かせているではないか。
田舎者にはさほど珍しくないが、都会人は多分見たことが無い人がほとんどだろう。
ああ、残念なことをしたなと思った。
田舎者の私でも、丘全体のササが開花しているのを見るのは初めてである。
ちなみに、竹の花は40年以上見ていない。

なお、帰りはこんな感じ。

ネタにもある自慢の髪型が!
えっ?
髪型、関係ないだろうって?
あら、嘘ついたのが、どうしてバレたのだろう(笑)。